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前日夜に思いついて告知→翌日夜に開催という物凄い突発ぶりでしたが、リチャソフィ絵茶を開催させて頂きました! 九時から開始の予定だったんですが、10分ほど早まって8:50からの開始となりました。
このサイトとtwitterだけでの告知でしたが、突然なのに沢山の方がいらして下さって感無量です。何分急なのでお知り合いの方でも参加できなかった…という方がいらして申し訳ないのですが、せめてもということでログを上げさせて頂きます。

 

見よこの驚きの白さ!!(笑)
なんと開始から二時間経過時点のログです…。それまでずっとキャンバス未使用でした。
何をしていたかといいますと、ひたすら語ってました。最初は本編リチャソフィの萌えポイントについてだったはずなのですが(身長差とか年齢差とか色々)、そこからフォドラのヒューマノイドと研究者についてやらリチャードのご両親やらの話になったりしつつグレイセスには突っ込みが足らないよねという結論を経て、やっとキャンバス白いよ!ということに改めて気づくという…。しかしその分チャット欄は驚きの黒さ(笑)だったので、これはこれでなかなかに充実した時間だったのではないかと思います。

 

そしてその後素晴らしき絵師の皆様が(不甲斐ない私に代わって)仕切って下さり、お絵描きタイムに突入。仕上がった力作がこちら↑です!

左上:さつさん 右上:さはさん 左下:よもさん 右下:きとらさん

きとらさんもお絵描きして下さるはずだったんですが、残念ながらペンタブさんの反乱により断念されました。しかし代わりに可愛いタイトル&日付を書いて頂きました! これマウスなんだぜすごいだろ…?

お題は私の私による私得な意見にどなたも反対なさらなかったので、「いちゃいちゃしてるリチャソフィ」でした。お三方ともにほんと可愛くってしかも距離が近くて素晴らしいいちゃいちゃっぷりで…これぞまさに眼福ですね!!

皆さんがお絵描きしてらっしゃる間に私も何か、ということでチャット欄に即興リチャソフィ文をぽいぽい放り込んでおりました。折角なのでそちらのログもこのへんに放り込んでおきますねー。

 

素敵リチャソフィ絵の完成後、時間も遅くなったので絵師の皆様が次々と退室なさいました。まだお時間に余裕があるとのことで脱兎さんが残って下さり、後は華やかなキャンバスの下で二人っきりのリチャソフィトークタイムでした。とても充実した濃ゆいお話ができたと…思います!
とりあえず私は脱兎さんのお書きになるリチャードがSUKIです!と告白できたので満足です。俺得。
結局、お開きになったのはなんとびっくり三時半近くでした…。ほんとリチャソフィ話はいつまでも話題が尽きなくて!

 

突然の企画だったというのに来て下さった、雛さん、脱兎さん、きとらさん、さはさん、よもさん、さつさん本当にありがとうございました!
おかげさまで楽しい時間を過ごさせて頂きました。
またの機会がありましたら、今回参加して下さった方もそうでない方も、是非ご参加頂けると嬉しいです。

 

 

 

 

 

■ 以下に私の投下した即興リチャソフィ文をこそっと置いておきます。


「さっき見たお花はこれかなぁ?」
「どれだい? ええと……ああ、うん。これだね」
 彼女の膝に広げられた図鑑を、細い肩越しに覗き込む。色鮮やかな絵入りのその図鑑は城の図書室に所蔵の品で、ついさっき二人で忍び込んで拝借してきた。
「赤い色がすごく綺麗だったよね。シェリアの髪みたい」
 首を目一杯曲げて振り向いて、嬉しそうに笑う彼女にそうだねと同意する。シェリアさんの髪は本当に綺麗な色だと思うけれど、でも僕は君の色の方が好きだな、というのは言わずにおいた。代わりにくすりと小さく笑い、さりげなくその艶やかな薄紫に頬を寄せる。膝に抱いた形の彼女はもう図鑑へと興味を戻していて、こちらの挙動には気づいていない。或いは気づいていたとしても、別段咎めようと思わないだけなのかもしれないけれど。
「やっぱりこれはラントで育てるのは難しいのかな……」
 城内の庭園で目にしたその花は、どこにでもある野草とは違うらしい。彼女が熱心に読んでいる細かい文字を追いかけると、栽培にはなかなかに手がかかるらしいことが記されていた。綿密な温度管理や日照時間など、様々な条件の全てをラントの花壇で満たすのは確かに難しいかもしれない。
「折角種をもらっても、咲かせてあげられなかったら可哀想だよね」
 しょんぼりを肩を落とすのを見ると、どうにかしてあげたい思いが湧き上がる。少し考えてみて、それから妙案を思いついた。
「じゃあソフィ、ここで育てればいいよ」
「……ここで?」
「うん。さっきの庭の空いているところに、君の場所を作って種を植えよう」
 また振り向いたソフィが、いいの? というように目を瞬く。微笑んでひとつ頷いて、その華奢な体に緩く腕を回した。
「君がここに来る度に、様子を見て世話をしてあげればいい。毎日の細かい管理は城の者に任せることになってしまうけれど……」
 でも愛情を込めて見守ってあげれば、それは君の花だって言えるだろう?
 ぱっと明るくなった表情が、愛らしくてこちらまで嬉しくなる。ついでにほんの少しだけ、近づきすぎない程度にそっと引き寄せながら、そうだと思いついたことを口にした。
「水やりは僕がするよ。君の代わりに」
 それでどうだろうと笑いかけたら、とびきりの笑顔が返ってくる。ありがとう、という弾んだ声は、思ったよりずっと近くから聞こえてきた。体ごと捻って振り向いた彼女が、飛びついてきたのだと理解するのとほぼ同時に――
「あっ!」
 ごつん、と鈍い音がして。
 完全に油断していた僕の後頭部は、秘密基地の壁とキスをした。

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